ドライバー徒然日記:愛車を磨くHさんの「自己満足」の流儀


ドライバー徒然日記:愛車を磨くHさんの「自己満足」の流儀

皆さん、こんにちは!八王子運送業を営むリュウオーロジスティックス株式会社がお届けする「ドライバー徒然日記」へようこそ。

今回は、我が社のトラックドライバーの中でもひときわ輝くトラックに乗っているHさんにスポットを当ててみたいと思います。というのも、私たちの会社では、固定車両を常に綺麗に保っているドライバーから優先的に新車を割り当てているんです。先輩・後輩関係なく、トラックは「会社の顔」だという考えのもと、日頃の清掃を非常に重視しています。

そんな会社の期待を遥かに上回るレベルでトラックをピカピカに磨き上げているHさん。一体どうして、そんなに頻繁に洗車をするのか、直接話を聞いてみました。

Hさんが洗車にこだわる理由とは?

「どうしてそんなにこまめに洗車をするんですか?」

私の問いに、Hさんは少し照れながらも、はっきりとした答えをくれました。

一番は自己満足ですね

この言葉を聞いた時、私はHさんのプロフェッショナルな姿勢の根底にある、純粋な「好き」の気持ちを感じました。自分の手で磨き上げたトラックが鏡のように輝くのを見る喜びは、何物にも代えがたい「自己満足」なのでしょう。しかし、Hさんのこだわりはそれだけにとどまりません。

「あとは、トラックは綺麗な方が気持ちが良いですし、会社の所有物だから、というのもありますね」

この言葉に、私はHさんのプロ意識の深さを知りました。ただ単に「綺麗が好き」というだけでなく、トラックは「会社の所有物」であり、それを大切に扱うことが自身の責務であると考えているのです。Hさんにとって、トラックは単なる仕事道具ではなく、会社の顔であり、自身の「相棒」のような存在なのかもしれません。

綺麗がもたらす「気持ち良さ」と「会社の顔」

Hさんが言う「トラックは綺麗な方が気持ちが良い」という感覚は、ドライバーなら誰でも共感できるのではないでしょうか。汚れたトラックを運転するのと、ピカピカに磨き上げられたトラックを運転するのとでは、気分が全く違います。綺麗な車内は快適さを生み、ピカピカの外観は周りからの印象も大きく変えます。Hさんは、その「気持ち良さ」を追求することで、日々の運転にも良い影響を与えているのでしょう。

そして、「会社の所有物だから」という言葉には、リュウオーロジスティックスが掲げる「トラックは会社の顔」という想いが、Hさんの心に深く根付いていることが分かります。Hさんが日々磨き上げるトラックは、取引先や街の人々にとって、リュウオーロジスティックスの「顔」として、信頼と品質を静かに語りかけているのです。

Hさんの願い:トラックへの「愛情」という視点

さらにHさんは、こんなことも話してくれました。

汚れているトラックを見ると、なんだか悲しくなるんですよ

この言葉に、私はハッとさせられました。Hさんにとって、トラックは単なる仕事の道具ではなく、まるで生きているかのように愛情を注ぐ対象なのだと。汚れは、その愛情の表れである「綺麗」から離れた状態であり、それが彼を悲しい気持ちにさせるのでしょう。

もちろん、運送業の現場では、急な天候の変化や過酷な運行状況によって、常に完璧な状態を保つのが難しい場合もあります。私たちの会社でも、日々多くのトラックが稼働しており、中には洗車する時間がなかなか取れない車両があるのも事実です。

しかし、Hさんの言葉は、私たちに改めて「トラックへの愛情」という大切な視点を教えてくれます。日々の業務に追われる中でも、Hさんのように自分の担当車両に目を向け、可能な限り綺麗に保とうとする意識を持つこと。それは、トラックの寿命を延ばし、安全運行にも繋がり、ひいてはリュウオーロジスティックスの信頼性向上にも貢献するはずです。

Hさんのトラックは、いつも新車のように輝いています。その輝きは、Hさんの純粋な「自己満足」から始まり、運転の「気持ち良さ」を追求し、最終的には会社の「顔」を磨くという、まさにプロフェッショナルな姿勢の表れなんだと改めて感じました。


皆さんの「愛車」へのこだわりは何ですか?